ヒューマンドラマ

映画「ドリーム」感想レビュー|弾かれても、無視されても、彼女たちは結果で証明し続けた

【どんな映画?と聞かれたら】

能力があるのに、本質とは関係のないことで足を引っ張られる理不尽さ。それを知恵と強さで突破していく3人の姿に、気持ちよさと学びがある。

【作品情報】

公開:2016年(日本公開2017年)
監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイ

【あらすじ】

1960年代、米ソ宇宙開発競争が激化するなか、NASAのラングレー研究所で働く3人の黒人女性数学者たちの物語。才能や能力があっても壁は至るところに立ちはだかる。それでも3人は持ち前の強さと知恵を武器に、それぞれの道を切り開いていく。

【見どころ】

この映画の一番の気持ちよさは、邪魔されるたびに前に進んでいくシーンにある。才能や能力とは全く関係のないところで足を引っ張られる理不尽さは見ていて辛いが、そこで腐らず、先を読んで動いていく姿は力強く、思わず拳を握りたくなる。

3人の中でも特に際立つのが主人公キャサリンの存在感。どれだけ無視されても、冷遇されても、数字で結果を出し続ける姿は圧巻。目標を実現するには才能だけでは足りない、先を読んで動き、必要なものを自分で取りに行く力が要る——この映画を見ていると、自然とそんなことを考えさせられる。

3人がそれぞれ違う壁にぶつかりながらも、互いを支え合う関係もこの映画の魅力のひとつ。3人の仲の良さや掛け合いはほっこりとした温かさがあり、重くなりすぎずに見られる。

そして終盤の宇宙船再突入シーン。果たして無事に地球へ帰還できるのか、固唾をのんで見守ることになる。

【こんな人におすすめ】

  • 理不尽な壁を知恵と強さで突破していく姿に爽快感を求める人
  • 重すぎず、でも見終わった後に何か残る映画が好きな人
  • 目標に向かってどう動くか、考えさせてくれる映画が好きな人